スキップしてメイン コンテンツに移動

令和2年度 研究室説明会のお知らせ

※1 登録フォームへの入力期限を3月1日(月)までに設定しました.

令和2年度の研究室説明会ですが,今年はコロナ禍ということもあり,次年度にゼミ配属がおこなわれるすべての研究室が合同で実施することとなりました.当研究室の説明会日程は以下の通りです.

  • 1月21日(木) 11時00分から
  • 1月25日(月) 11時00分から
いずれも40号館401演習室での実施となります.説明会への参加は配属のためには必須ではありませんが,出席できる人はできるだけ参加してください.

説明会の時間内に解説できなかった内容を含め,以下に2本の動画資料を用意しました.説明会に参加できなかった方は,まずはこちらの映像資料をご確認ください.また,説明会に参加していただいた方についても,補足で説明を加えている箇所もありますので,あらためてご確認いただけるとありがたいです.
  1. 研究室全般 (87分)
  2. ゼミ生の活動 (26分)
「1. 研究室全般」の映像資料の最後に,説明会参加者(説明動画の視聴者)の登録フォームへのリンクが掲載されています.後日,ワークショップや配属前資料に関する連絡をする際に必要となりますので,配属を希望される方は必ず登録するようにしてください(※1).

質問がある場合は,まずはメールにてご連絡ください.直接研究室を訪問して様子を知りたいという方は,入構申請をする必要がありますので,こちらもメールにてお問い合わせください.連絡先のメールアドレスは,2年生向けのGoogle Classroomに掲載されています.

このブログの人気の投稿

里山に学び,調和をデザインする

遠田研究室は「里山に学び,調和をデザインする」というテーマを掲げ,人間と自然とがよりよい関係性の中で共に暮らしてゆくための方法と,そのための住まいの在り方について研究しています . 以下の文章は学内向けに書いた原稿ですが,現時点での研究室の考え方として最も整理されていると思いましたので転載しています.自分自身のマニフェストとしての意味合いが強いですが,研究室選びの参考などにもなるかと思います. -- 1. これまでの経歴について 1999年,早稲田大学理工学部建築学科に入学しました.2009年に同大学大学院理工学研究科建築工学専攻博士後期課程を修了し,博士(建築学)の学位を受けました.学生時代は,建築計画におけるICT・IoT(情報通信技術)の利活用に関する研究を中心に,人間工学や環境心理,防災といった幅広い分野の研究テーマに携わりました.早稲田大学での助手,東京理科大学での助教という職を経て,2015年4月より現職に着任しました.社会人としての活動は大学での教育・研究職に限りますが,早稲田時代から直接指導に関わった卒業生は現在までにおよそ150名に上ります. 2011年の東日本大震災をきっかけとして都市に暮らすことに疑問を持ち,2016年に千葉外房の茂原市へ,2019年にはそこから少し南に下った睦沢町の里山に移住しました .これからの日本人はどう暮らすべきかを考えながら,その時々で気がついたことをSNS上の「 諧○亭日記 」で不定期に連載しています. 2. 紹介したい研究やプロジェクト、作品などの概要 2019年に竣工した自邸「諧○亭」のプロジェクトです.このプロジェクトは,客観的には一軒の家づくりでしかありませんが,これは当時, 私たちが考えた「これからの日本人の暮らし」とはどうあるべきか,その器としての住居はどのようでなければならないか,自然環境との関わりはどうあるのが望ましいのか,ということを考え抜いた先にたどり着いたひとつの答えでもあります . 水田と山林に囲まれた里山を敷地とすること,平屋でありながら高床であること,施工精度が高く作られた構造躯体と住み手自身が施工した居室とが混在すること,などを空間が持つカタ,つまりモデルとして設定し,そこに方位や地形,材料やコストなどの現実的な要素を当てはめて具体的な住居としてカタチにしました.建物自体のカタチの奇抜さ...

令和5年度 卒業研究成果展が開催されました

2024年1月25日(木)~1月27日(土)にわたって本学39号館1階にて開催された卒業研究成果展において、研究室所属の4年生12名が無事に出展を終えました。今年はコロナ禍前と同様の形式で実施され、卒業生にも多くご来場いただきました。その様子はさながらプチ同窓会のような様相で、教員としてもとても微笑ましく感じるものがありました。 今年度の卒業研究テーマは以下の通りです。 五十嵐温翔: 家具のセルフビルドが所有感や関係性に及ぼす影響 石井大賀:献立を決める際の満足度に意思決定の方法が及ぼす影響 木原優斗:SNSのUIデザインがテキストの読みやすさに及ぼす影響 齋藤芽吹:視認できる壁面の形状が部屋のまとまり感に与える影響 櫻井優也:1/fゆらぎ音の聴取による運転手のストレス状態への影響 鈴木章起人: 害獣から得られたジビエレザーの利活用に関する研究 土屋駿介:ムラのある光がリラックス行動に及ぼす影響 遠山伸哉: フラクタル性を持つ表面との接触が与えるリラックス効果に関する研究 夏目紫杏:二者間のパーソナルテンポの違いが作業の同調に与える影響 野口真誠: 古材製品のバックグラウンドを説明することが製品評価に与える影響 平岡遼太郎: 壁面照明のゆらぎがオフィスワークに対して及ぼす影響 山口裕貴:紙面レイアウトを構成するために用いた比率と印象評価との関係 今年の4年生たちは研究室としてのテーマが大きく変わる端境期にあったため、個々人の興味と卒研としてのテーマ設定との間で煮え切らない部分があったかも知れません。また、対外的に見れば、いままさに研究室が掲げようとしている「里山に学び、調和をデザインする」というテーマとどのように一致するのかという点で疑問に思われるものもあったと思います。そういった困難さを内包しながらも、この1年間、卒展が終わった後の本論の仕上げに至るまでよくがんばってくれたと思います。例年思うことではありますが、遠田研での卒論を乗り越えた事実が、これから社会人になった後に彼らを支えるものになってくれればいいなと思うと共に,そうなると信じています。

「日本デザイン学会 秋季学生プロポジション」で優秀賞を受賞しました

日本デザイン学会 が主催する「 秋季学生プロポジション 」において、研究室に在席する志村駿太くん(数理情報工学専攻 修士1年)が優秀賞を受賞しました。 卒業研究で取り組んだテーマ「ゲーム体験を介したアイデンティティ形成が自己認識に与える影響」をより発展させ、頒布用のパッケージデザインやブックレットなども作成した上で臨んだ学会発表において、研究内容とあわせてそれらの取り組みが評価されました。