前期ゼミがはじまりました リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ - 4/17/2018 4月初旬に実施されたゼミ配属が終了し、2018年度ゼミが動き始めました。今年は合計10名の学生が配属され、ゼミナールやプロジェクト演習を通じてさまざまなことを学習していきます。 まずは第1課題「無印良品 2.0」に取り組み始めます。アイディアスケッチの方法を学習し、4年生や院生からのアドバイスをもらいながら、よりよい案へと育ててゆくための手順をいま進んでいます。 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ
令和5年度 卒業研究成果展が開催されました - 1/27/2024 2024年1月25日(木)~1月27日(土)にわたって本学39号館1階にて開催された卒業研究成果展において、研究室所属の4年生12名が無事に出展を終えました。今年はコロナ禍前と同様の形式で実施され、卒業生にも多くご来場いただきました。その様子はさながらプチ同窓会のような様相で、教員としてもとても微笑ましく感じるものがありました。 今年度の卒業研究テーマは以下の通りです。 五十嵐温翔:家具のセルフビルドが所有感や関係性に及ぼす影響 石井大賀:献立を決める際の満足度に意思決定の方法が及ぼす影響 木原優斗:SNSのUIデザインがテキストの読みやすさに及ぼす影響 齋藤芽吹:視認できる壁面の形状が部屋のまとまり感に与える影響 櫻井優也:1/fゆらぎ音の聴取による運転手のストレス状態への影響 鈴木章起人:害獣から得られたジビエレザーの利活用に関する研究 土屋駿介:ムラのある光がリラックス行動に及ぼす影響 遠山伸哉:フラクタル性を持つ表面との接触が与えるリラックス効果に関する研究 夏目紫杏:二者間のパーソナルテンポの違いが作業の同調に与える影響 野口真誠:古材製品のバックグラウンドを説明することが製品評価に与える影響 平岡遼太郎:壁面照明のゆらぎがオフィスワークに対して及ぼす影響 山口裕貴:紙面レイアウトを構成するために用いた比率と印象評価との関係 今年の4年生たちは研究室としてのテーマが大きく変わる端境期にあったため、個々人の興味と卒研としてのテーマ設定との間で煮え切らない部分があったかも知れません。また、対外的に見れば、いままさに研究室が掲げようとしている「里山に学び、調和をデザインする」というテーマとどのように一致するのかという点で疑問に思われるものもあったと思います。そういった困難さを内包しながらも、この1年間、卒展が終わった後の本論の仕上げに至るまでよくがんばってくれたと思います。例年思うことではありますが、遠田研での卒論を乗り越えた事実が、これから社会人になった後に彼らを支えるものになってくれればいいなと思うと共に,そうなると信じています。 続きを読む
「瑞沢小学校リノベーションプロジェクト」がはじまりました - 5/08/2019 千葉県睦沢町にある旧瑞沢小学校(平成30年3月廃校)をリノベーションするプロジェクトがはじまりました。4月初旬に実施した現地見学から約一か月、初めての大掛かりな作業として、図工室や廊下に手を入れる作業を実施しました。床に張られたビニールマットをはがし、もろくなった壁紙をはがす作業を中心に実施しました。実作業時間は5時間程度でしたが、みな連携しながら手際よく作業が進みました。次は6月に実施される改修イメージ提案に向けた検討を実施する予定です。 なお本プロジェクトは、 株式会社R.project 様、創生デザイン学科木下研究室との協働プロジェクトとして進められています。5年から10年という長期間にわたる視野で、継続的に地域に働きかけていくことを目指しています。 続きを読む
里山に学び,調和をデザインする - 2/14/2024 依頼されて書いたある原稿の内容が,現時点での研究室の考え方として整理されていると思いましたので,以下に転載します.自分自身のマニフェストとしての意味合いが強いですが,研究室選びの参考などにもなるかと思います. (1) これまでの経歴について 1999年,早稲田大学理工学部建築学科に入学しました.2009年に同大学大学院理工学研究科建築工学専攻博士後期課程を修了し,博士(建築学)の学位を受けました.学生時代は,建築計画におけるICT・IoT(情報通信技術)の利活用に関する研究を中心に,人間工学や環境心理,防災といった幅広い分野の研究テーマに携わりました.早稲田大学での助手,東京理科大学での助教という職を経て,2015年4月より現職に着任しました. 東日本大震災をきっかけに都市に暮らすことに疑問を持ち,2019年には千葉外房の里山に移住しました.これからの日本人はどう暮らすべきかを考えながら,その時々で気がついたことをSNS上の「 諧○亭日記 」で不定期に連載しています. (2) 紹介したい研究やプロジェクト、作品などの概要 2019年に竣工した自邸「諧○亭」のプロジェクトです.このプロジェクトは,客観的には一軒の家づくりでしかありませんが,これは当時,私たちが考えた「これからの日本人の暮らし」とはどうあるべきか,その器としての住居はどのようでなければならないか,自然環境との関わりはどうあるのが望ましいのか,ということを考え抜いた先にたどり着いたひとつの答えでもあります.水田と山林に囲まれた里山を敷地とすること,平屋でありながら高床であること,施工精度が高く作られた構造躯体と住み手自身が施工した居室とが混在すること,などを空間が持つカタ,つまりモデルとして設定し,そこに方位や地形,材料やコストなどの現実的な要素を当てはめて具体的な住居としてカタチにしました.建物自体のカタチの奇抜さに対してではなく,そこで暮らすこと自体の面白さや多様性,可変性,柔軟性,永続性といったことに重点を置いて計画しました. (3) その研究やプロジェクト,作品などに関する問題意識,また,どんな点に魅力や面白さ,将来性,社会性などを感じているか 東日本大震災の際に私自身が帰宅困難者となり,その後の計画停電や生活必需品の不足といった状況に置かれたことで,都市環境がもつ危うさやもろさに気づかされたこと 続きを読む